15.02.2013
最近のニュースに私的コメント
2013.02.15 2014年の大統領選挙を前にした動きか
2014年に2期10年の任期を終えるユドヨノ大統領と民主党に対する様々な攻撃と思える動きが展開されている。
大統領の長男である国会議員が、登庁手続した直後に無断で国会を欠席して党の仕事をしていたとして、野党から追求されて議員辞任に追い込まれた。
その直後に大統領は反撃に出た。スハルト時代は独裁政党で、今は最大野党の総裁がオーナーの資源開発会社が7年前に起こした広大な熱泥噴出事故で、家屋や田畑を無くした被害者に対する補償の7割が未処理のままであると、今にして突然国会で追及したのだ。
スハルト大統領の長女と結婚して(その後離婚したが)当時はポストスハルトと噂され、スハルト体制崩壊の後は暫く国外に逃れていた元将軍も、第三極野党からの次期大統領の有力候補である。
政治も自由奔放となったインドネシアの次期大統領選挙に向けて、インドネシア風政治闘争の本当の姿が禍々しく出て来そうでとても心配である。