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26.02.2013 出島『海外ビジネスコラム』原稿

インドネシアで仕事をする時の小話的アドバイス 【笑えないそっくりブランド】

 日本製品のブランドと良く似たブランドに何回か騙されたことがあります。ロゴも名称も一見したところでは区別が付かないくらい人間の視覚の盲点を上手く衝いているのです。例えば、NASIONAL冷蔵庫を模したMASPION冷蔵庫、YAMAHAギターを模したYAMADAギターなどである。偽物ではないから訴えることは難しいけれど、家電製品を買って来て開梱した後に気が付いて、なんとも悔しい思いをしたものでした。

 最も一般的なサプライチェーンとしては、販売店または販売代理店が、華人のネットワークを通じて、オリジナルの類似品あるいは摸造品を台湾や中国本土で作らせて輸入するタイプです。店頭価格が異常に安いと感じた場合は、その類であると疑ってみる必要があります。閉口したのは、それと知らずに買ったお客が、故障したとか、機能が良くないとか言って、本物を製造しているこちら側にクレームを付けて来ることでした。

 昔ながらの電気製品市場(パサール)に足を運んでみると、本物そっくりの製品や、人間の視覚を巧みに誤魔化しているブランドやマークなど、新しい発見が一杯あり、楽しい時間を過ごせるかもしれません。是非一度試してみてはどうでしょうか。但し、中で迷ったりして鴨葱にされるといけませんので、事情に慣れているインドネシア人に案内してもらうことをお薦めします。案外インドネシア国内市場向けの、商品開発のヒントが転がっているもしれません。

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