02.02.2014
最近のニュースに私的コメント
スマトラ島の火山噴火による犠牲者
北スマトラ州のメダン市南西に位置するシナブン山は半年前から噴火活動を続けており、周囲3Km以内は立ち入り禁止になっているのも関わらず無謀な野次馬たちが立ち入り、昨日は15名が大規模な噴煙に襲われて死亡した。既に犠牲者が出ているにも関わらず立ち入る野次馬が絶えないのも問題だが、それを厳しく取り締まらない管轄官庁にも問題はある。
噴火の問題に限らず、交通事故についても懲りない人達ばかりである。現地のタクシーやバスに乗っていると寿命が縮まる思いの連続である。ハンドルを握っていない時は本当に温厚で気の弱そうな人でも、人が変わったように大胆な追い越しを平然と行う。
工場の生産現場においても労働災害を防止するために危険予知活動を導入したが、本当に自分達の安全のためであることを理解していたのか、振り返ってみるとあまり自信がない。
不思議なのが、他人の事故を見て、自分のこととして気を付けようとする雰囲気があまりなかったことである。反面、自身や身内が事故や被害に遭うと信じられないくらい激しく嘆く人が多い。この国民性の違いは今でも謎の一つである。