05.10.2011
インドネシア語入門編
インドネシア語の特徴、略語
インドネシア人は自分達のことを略語作りの天才と呼んでいる。確かにいたる所に略語が溢れている。略語には複数の単語からなる固有名詞などの頭文字を組み合わせたもの、頭文字ではなく語呂の良い文字を抜き取って組み合わせたもの、そして単語を書く時にだけ簡略するものなど多種多様で、どんどん新しい略語が生まれている。特にSNSでは略語が多く使われるため、慣れないと暗号を見ているような気になってしまう。
以下に代表的なものをいくつか紹介してみたいと思う。「」内は発音。
【複数の単語からなる固有名詞などの頭文字を組み合わせたもの】
RI = Republik Indonesia インドネシア共和国、「エルイー」
UU = Undang-Undang 法律、「ウンダンウンダン」
SD = Sekolah Dasar 小学校、「エスデー」
BKPM = Badan Koordinasi Penanaman Modal 投資調整庁、「ベーカーペーエム」
【頭文字ではなく語呂の良い文字を抜き取って組み合わせたもの】
Wartel = Warung Telepon 公衆電話、「ワルテル」
Ponsel = Telepon Seluar 携帯電話、「ポンセル」
Ruko = Rumah Toko 住居兼店舗、「ルコ」
Walia = Wanita Lakilaki おかま、「ワリア」
【単語を書く時にだけ簡略するもの】
yg = yang ~するところのもの、「ヤン」
ku = Aku 私、「ク」
mu = Kamu お前、「ム」
tak = Tidak ~ではない、「タク」