24.10.2011
インドネシアの耳より情報
2011年10月ジャカルタ訪問後記
5日間ほど、ジャカルタ市内と周辺の工業団地などを訪問しました。交通渋滞は益々悪化の一途ですが、それが何故か経済成長の勢いの証に見えてしまうのが空恐ろしい気がしました。大通沿いは高層ビルが並び立ち、近代都市の様相ですが、一歩裏道に入ると昔ながらの生活感溢れる活気がそのままの形で残っています。現地の中流階級の人達が行くインドネシア料理のレストランにも行ったのですが、大通り沿いの真新しい高級レストランとは別世界の、昔ながらの雰囲気がそのまま残っているのに感動したほどです。初めてインドネシアを訪れたのは、今から約30年前の1980年ですが、その頃からの混沌とした、無限の可能性を秘めた空気は未だに衰えていません。緻密に管理されたのりしろしか残っていない日本とは対極にあると、インドネシアの地に立つ度に痛感させられます。経済的な面では似たような国もいくつかあると思いますが、意外に軽視されがちな『親日的』という面ではこの国が一番だと確信しています。色々な人達の意見を聞いても同様です。次回はそのことを再確認するために、インドネシアを訪ねてみたいと考えています。
それと、今回はガルーダ航空で行ったのですが、30日の到着ビザは成田空港で購入出来て、入国審査も(これは以前からあったのですが)機内で済ませられました。ガルーダ以外の航空会社では文字通りジャカルタ空港に到着してビザを購入するのですが、これには長蛇の列で1時間以上待たなくてはならないらしく、その後さらに入国審査の列が待っていることを考えると、ガルーダ航空も上手いことを考えたものだ思ったのですが、相変わらず荷物がなかなか出て来ないので、折角のメリットも割引された感じでした。