11.06.2012
インドネシア進出準備
孤軍奮闘のインドネシア進出サポート
需要が増えれば供給も増えるもので、2010年頃から急増した輸送機器メーカーの二次、三次下請けのインドネシア進出ラッシュに合わせ、進出支援サービスも急速に広がっている。日本においては地方の金融機関、商工会議所、経営コンサルタント会社、そして現地においては工業団地、地元銀行、経営コンサルタント会社、法律事務所などが雨後の筍のようにサービスを始めており、しかも単独ではなくお互いの得意分野を活かした提携という形で、その組織力を基盤としたサービスを提供し始めている。
個人事業で日本在住の私はと言えば、大手ショッピングセンターの林立する中で、隠れて見えなくなりそうな、小さな小さな雑貨屋を営む個人商店の親爺みたいなものである。しかし、この親爺は何でも知っていて、どんな相談や困りごとに対しても、一般論ではなくその人に合った超現実的な答えを出してくれるのだ。何故かって?この親爺はその昔、自分で何でもしなくてはいけない環境で仕事をして来たからなのだ。まるで何でも看なくてはいけない離島のお医者さんのように。
それにしても企業体によるサービスの供給は益々深く広くなりそうだ。しかし、いつでも気軽にF2Fで本社サイドの機能を補完しながら、実体験に基づいて一貫したサポートを提供出来るのは、個人事業で日本に在住しているからこそであると、これからも孤軍奮闘する覚悟を新たにしている。願わくは日本を空洞化させない海外進出の形を実現することである。