30.06.2012
最近のニュースに私的コメント
庶民の思いとエリート達の思い
汚職撲滅委員会強化のための、自前ビル新築が国会でなかなか承認されないことに腹を立てた国民から、多くの支援金や物が集まっている。自前ビルを建てることには疑問があるが、汚職撲滅を願う国民の思いは痛いほど伝わって来る。しかし、その傍らでは2014年の大統領選挙に向けて、スハルト政権時代の与党であるゴルカル(職能グループ)が候補を決定した。スラバヤの熱泥噴出問題で未だに多くの被害者がそのままになっている原因を作ったバークリーグループの総裁である。エリート達の集まりであるゴルカル党にとっては取るに足らない些細な問題なのだろう。この問題には汚職撲滅委員会も手が出せないのだろか。国民の願いをトカゲの尻尾切りで終わらせないで欲しい。