13.01.2013
最近のニュースに私的コメント
真の法治国家としての道は遠いのか
数十億ルピアの汚職で裁判を受けていた元ミスインドネシアの国会議員に対する一審の判決は、検察の懲役12年と財産没収に対し、4年半の懲役と、1/10の財産没収であった。
一年前にはサンダルを盗んだことで4年の懲役を言い渡された少年に対する世論の反発がニュースになった。
数十億ルピアの汚職とサンダルの盗難が同じ判決を受けることに、ほとんどのインドネシア国民は異議を唱えるだろう。
それにしても、こんな酷い判決を下す判事はどんな人で、どんなしがらみを持っているのだろうか。
ただ、このような情報が何の規制もなく国内外に公表されるのは、日本の隣の国に較べて遥かに民主化が実現している証拠でもある。
少しずつでも法治国家としての形を確立することを願って止まない。