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21.02.2013 出島『海外ビジネスコラム』原稿

インドネシアで仕事をする時の小話的アドバイス 【どこにでも、なんでもありの修理工房】

 買ったところにアフターサービスを期待するというのは最近のことではないでしょうか。通りのあちらこちらには、色々な修理を請け負う『ベンケル』と呼ばれる小さな工房があり、ちょっとした修理はそこで済ませることが出来ます。

 もちろん純正部品はなかなか手に入りませんが、どこからか適当な代替品を探し出して、なんとか動くようにしてくれます。ただし、気を付けないと問題の無い純正も偽物と取り換えられてしまう危険性もありますので、依頼するときに大事なところはいじらない様に予め印を付けておくなどの注意が必要です。

 今の日本では見られなくなりましたが、修理道具を担いだ靴屋、傘屋などが独特の呼び声をあげて、昼も夜も通りを行き交いします。自動車とか家電製品は最寄りのベンケルに持ち込む必要がありますが、日用雑貨の類でしたら玄関先で直してもらえるのでとても便利でした。

 面白いのは、例えばバイクのシートを改修してくれるベンケルなどは、特定の通り沿いに何十軒も連なっていることです。他にも自動車のマフラーやタイヤ修理のベンケルなどが同様に連なっていました。

 タイヤ修理のベンケルは単にパンク修理をしてくれるだけでなく、特にトラックなど大型車両のタイヤの、溝が擦り減って無くなってしまったものに、彫刻刀を使って器用に新しい溝を彫ってくれます。もちろんタイヤ自身は既に薄くなっていますから、非常に危ないことです。会社のトラックにそのような処置がされていないか、注意することが必要です。

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