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27.02.2013 出島『海外ビジネスコラム』原稿

インドネシアで仕事をする時の小話的アドバイス 【分解したのはいいけれど】

 コンプレッサーが故障したので分解したいとの許諾を求められました。あまり気にせず承諾しました。しばらくしてから、上手く組み立てられないとの報告を受けました。保全員を問い詰めたところ、コンプレッサーを分解したのは初体験で、他に経験者はいないとのことでした。仕方なく、日本語のマニュアルを参考に自分で組み立てたものでした。

 インドネシアでは通りに店を構えた自動車やオートバイの修理工房がいたるところにあります。車の調子が悪くて飛び込みで修理してもらう間、インドネシアでは珍しい、結構高そうな大型バイクを分解掃除しているところを目にしました。

 日本に帰ってからバイクに乗ることがあり、販売店の修理工房を訪ねた時に、やはり大型バイクを分解掃除しているのを目にして、ああ懐かしいなあと思った瞬間あることに気が付きました。日本では組立図面を広げてそれと照合しながら部品を取り外しているのですが、インドネシアの工房では図面らしきものは無かったのです。

 インドネシアの某航空会社のメンテナンスを指導していた、ジャカルタ在住の日本人の技術者から聞いたことがあるのですが、メンテナンスの後は必ず取り付けモレの部品が転がっていたそうです。しかし再度分解してその部品を取り付けることはほとんどなく、そのまま飛んでいたとのことでした。今はどうか知りませんが、ちょっと恐い話でした。

インドネシアビジネスサポート