30.10.2013
最近のニュースに私的コメント
トイレで買収の現金を渡す
裁判官を選ぶ際に、トイレで現金を渡す現場が見つかったとして収賄の疑いがかけられた云々のニュースを見て、30年前のある体験を思い出した。
日本への出張から帰る際に、工場で使う試作用の材料や工具類を段ボール20個に詰めて持ち込んだ。昔の暗いハリム空港の税関職員はその箱の数に目を丸くして、何人かが集まって相談し始めた。そのうちの一人が一緒にトイレに来いと言う。
付いて行ったところ、本来の輸入税の半分にしてやるから、現金をここで払えと言う。現金は予め用意してあったので言われる額を支払った。その時思ったのは『まさに臭いお金だ』ということだった。
しかし、最近のスカルノハッタ空港では、入管でも税関でも全く意地悪をされなくなったので喜んでいる。