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15.01.2014 インドネシアでの仕事のアドバイス インドネシア進出準備

インドネシア進出の駆け込み寺

最近はインドネシアに進出した中小企業の駆け込み寺の様相を呈している時があります。

話を聞いてみて共通しているのは、インドネシア進出によるメリットやビジネスチャンスばかりに気を取られ、反面のデメリットやリスクをあまり予測していなかったことにあります。

まさにインドネシア進出に際してのSWOT(Strength:強み、Weakness:弱み、Opportunity:機会、Threat:脅威)をしっかりと分析せず、その対応を疎かにしたことが原因と思われます。

Strength:強みとしては、労働力が日本に比べて安く豊富である、アセアン市場にアクセスするのに有利である、特定の原材料が豊富に安く調達出来る、国全体が親日的でであるなどが上げられます。

Weakness:弱みとしては、物流などの産業インフラの整備が遅れている、天然資源は豊富であるが工業材料にするためのサプライチェーンが貧弱である、汚職が蔓延しており想定外のコストが必要となる、法律が朝令暮改の傾向にありその対応に振り回されるなどが上げられます。

Opportunity:機会としては、急激に成長しつつある中間層の購買力を背景にした国内消費市場、アセアンの経済統合による6億人の巨大市場の拠点、インドやオーストラリア市場への前線基地的機能が上げられます。

Threat:脅威としては、急激な民主化を背景にした労働運動や市民運動による経済活動の停滞、インドネシア華僑と中国本土の連携による日本企業の追い落としなどが上げられます。

とにかく、SWOT分析をしっかりとやって、投資回収の目途を数字で確認してから進出しましょう。

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