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25.02.2014 現地進出中小企業の落し穴

9. 用地取得

 ジャカルタ東部に展開する工業団地の土地価格は開発当初の20年前に比べて10倍近くに上がっています。インドネシア国内の工業団地は他の地域にもあるのですが、昨今、急拡大を続けている自動車関連企業の新規投資がこの地域に集中しているのが価格急騰の一因と見られます。
 また、日本からの色々な視察団のスケジュールを見ると、業種に関係なく工業団地の視察先として、ほとんどの場合この地域が指定されるため、インドネシアに進出する場合はこの地域に限定されると誤解している人達もいるくらいです。
 JIT納入を要求される自動車業界は仕方ないとしても、他の業種の場合はもっと視野を広く持つことが大事です。外国資本の製造業の場合は、原則として工業団地の中に工場を建設するように言われていますが、○○工業団地として運営されていない場所は絶対に認められないということではありません。さすがに住宅地の中とか使用中の農地とかは不可能でしょうが、管轄する地方政府が工業用地として計画している地域などは問題なく使えます。
 公道からのアクセスや電気などのインフラは自前で整備しなくてはなりませんが、都市部から車で1時間くらい離れたところに、桁違いに安い土地が眠っていることが良くあります。ジャワ島外となると色々な面で大変ですが、ジャワ島内であれば、少しの我慢と少しの工夫で大きな節約が期待されます。

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