25.03.2014
現地責任者の必須予備知識
7. 技術情報管理
7-1. ITインフラ活用:ITの積極活用による業務のスピードと精度アップ
インターネットを使って本社との間でデ情報を共有したいとか、本社で使っている管理ソフトとデータをやり取り出来るようにしたいなど、色々な活用方法が想定されます。
大事なことは、既存のソフトウエアを組み合わせて何をしようかではなく、仕事の全体像を俯瞰した上で、どの部分にどのようにIT化するのがコストとパフォーマンスの両面で最適なのかを検討することです。
これはあたかも既製服に体を無理やり合わせるのではなく、体の各部位に必要な、そして最適な衣類を組み合わせて身に付けるようなものです。もちろん、電子メールとエクセルだけで始めることも一つの選択肢です。
7-2. 知的財産の監視:インドネシアでの特許・商標の違法利用の監視
インドネシア国内で偽造品や模造品が知らないうちに出回っていたという話を時々耳にします。ちょっと見ただけでは識別が出来ないブランド名などもあります。偽物と知りながら購入したお客が、本家本元にクレームを付けて来ることもあります。
インドネシア進出に際しては日本と同様に、特許権、商標権、デザイン権は早目に登録しておきましょう。窓口は法務人権省の中の知的財産総局ですが、申請に際しては専門のコンサルタントを使うことも可能です。