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25.05.2021 コンサルタントの独り言

植民地主義が形を変えた株主資本主義

昭和時代の日本は企業にとって一番大事なものは社員であるという企業文化が根底にあり、終身雇用、年功序列、人材投資が優先され、将来のための長期技術開発投資で日本企業を世界的に競争力の高い地位に持ち上げて来ました。
しかし、平成以降は構造改革と緊縮財政の名の下に、これらの文化は否定され、株主にとっての目先の利益を最優先して、日本企業はどんどん弱体化して来ました。
これはまるで株主と言う名の宗主国に支配された17世紀以降の植民地みたいなものです。
平成以降の日本の場合、このような株主が主に欧米の投資家達であることに着目すべきでしょう。
最後まで日本だけは植民地にすることが出来なかった欧米諸国による、形を変えた植民地政策が今日、着々と進んでいるようです。
17世紀以降300年にわたりオランダの植民地支配を受けたインドネシアには、日本と同じ轍を踏まないことを期待しています。