26.05.2021
コンサルタントの独り言
ここまで壊れた日本のものつくり文化
建築を担当した大手ハウスメーカーによる外壁と屋根の改修工事が終わりました。
そして、素人の仕業かと思われるような杜撰な原状回復がいくつかあり、これが職人のやることかと、頭に来ているのと同時に落ち込んでしまっています。
日本のものつくりが崩壊したと言われて久しいのですが、この分野も例外ではないことを痛感しています。
戦後の自虐史観教育で魂を壊され、その後の経済戦争で再び負けた平成の時代は、構造改革と緊縮財政の名の下に経済と産業もズタズタにされてしまいました。
そして今、菅政権はブレーンである竹中平蔵とアトキンソンの助言のままに、中小企業再建と称して、行き詰った中小企業の高い技術力の部分だけを安く買い取り、国際資本に支配された大企業に高く売りつけることを企てています。
こうして日本は質と量の両面でこれからも衰退を続け、2050年頃には急速に強大になりつつある隣国に呑み込まれてしまうのでしょう。
自分と子供の世代は何とか逃げ切れるとしても、もしも孫の世代にはそうなっているとしたら、何も出来なかった爺として、孫達に合わせる顔がありません。